福祉の仕事には様々な仕事が存在します。近年の複雑な現代社会において、どの職種も非常に需要が高くなっています。

中でも注目を集めている福祉の仕事の一つが、相談員の仕事。社会福祉士の資格を取れば、ソーシャルワーカーとして福祉施設や児童相談所などに勤務し、生活支援が必要な人の相談に乗り、生活を快適にするサポートをすることができます。

社会福祉士は国家資格になります。資格試験を受けるには養成学校に通う、福祉施設等での勤務経験などが必要になります。児童相談所の子供たちの相談に関わりたいのであれば、基本的に自治体が実施する試験に通らなければなりません。児童が生活に関して抱える様々な問題に対処するため、相談に乗ったり、指導を行う仕事です。近年では児童虐待といった問題も増えてきており、非常に重要な役割として期待されています。

その他、心理的な側面をもっと詳しく学びたい方にオススメなのが心理判定司。面接や観察を通して、相手の心理状況の判定を行います。そのため、心理学の知識が必要になってきます。その判定に基づいて適切な治療方法を考案したり、実施したりします。心理判定司になるには大学等で心理学を学ぶ必要があります。人の心の動きを知るのは容易いことではありません。「人の抱える苦しみを少しでも和らげたい」という強い思いがあってこそ務まる仕事だといえるでしょう。

学校に通う子供たちの相談に乗りたいなら、スクールカウンセラーがあります。小学校や中学校などに勤務し、生徒の心理的なケアを行います。近年、心の病にかかる生徒が増加しているので、スクールカウンセラーの果たす役割は重要であるといえます。スクールカウンセラーになるには、臨床心理士、精神病院での医師としての実務経験などがないと難しいとされています。民間資格に心理カウンセラーの資格がありますが、こちらを持っていればフリースクールに通う子供たちの相談員になることは可能です。ストレス社会の今、特に人材を必要としている分野だといっても過言ではありません。「子供たちの心に寄り添いたい」と感じているのであれば、まず心理カウンセラーの仕事に目を向けてみてはいかがでしょうか。